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札幌両親強盗殺人事件

札幌両親強盗殺人事件は、平成3年11月22日に札幌市に住む北海道庁職員夫婦が若い男女二人組に殺害された事件。

若い男女のうち女性は、殺害された夫妻の実の娘だった。

事件概要

平成4年1月26日になって、北海道札幌市北区に住む北海同庁職員池田勝明氏(45)と妻の泰子さん(45)が、東区中沼町で惨殺死体で発見された。夫婦の死因は、ともに刺傷による失血死で、全身をメッタ刺しにされた後、車ごと焼却された。

同日夜、捜査本部は殺害された池田夫妻の娘M(19)と、Mの交際相手の安川奈智(24)を逮捕した。当時、二人は生活費に困っており、殺害後、現金20数万円の他、通帳、各種証書、家具などを奪い現金化して合計680万円を手にした。

平成3年8月に設立した安川の会社は、開店休業状態で、生活費はMの貯金とホステスをして稼いだ金で生活していた。

Mは当時、「渡辺満里奈似のすらりとした美人で、お嬢様育ちで、育ちの良さがにじみ出ており、北海道ではそこそこの大学に通う知的な女性」と報道された。

Mは、安川から1日に5,6回も体を求められ、ときにはガムテープで口をふさがれたり、野菜やカラオケマイクを性器に入れられたリ、釣り上げられたリ、尿を飲まされそうになったりした。

SMプレイに溺れた美人女子大生として報道される。

Mは供述で、「私は両親がいくら心配していようと、那智さんと生活できればよかった。別れることなんてできないし、あの人を手伝わなければならない。」と当時の心境を語っている。

公判では、Mと安川の供述は、ことごとく食い違っている。

事件当時、安川と肉体関係にあった人妻ら4人の全員が安川に保険金目当てで亭主を殺害する誘いを受けていたが、安川はこれを全面的に否認している。

最後まで詳しい犯行や殺害理由が不明のまま、Mは無期懲役。安川についても無期懲役の判決が下った(上告棄却)。

 

 

出典 殺人者はそこにいる 逃げ切れない狂気、非情の13事件 新潮45編集部