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佐藤真志(さとうまさし)は、22歳の頃に幼女を強姦しようとして殺害し、無期懲役の判決を受けた過去があった。

2回目の事件は、仮出所したときに起こした。

1979年(昭和54年)7月、東京都北区のアパートに住んでいた5歳の女の子に対し、わいせつ行為を行ったうえ、さらに3歳の女の子を自宅アパートに連れ込んでいたずらし、首を絞めて殺害した。

佐藤が最初に逮捕されてから15年、性癖は全くなおってなかった。

佐藤真志が最初に犯した幼女殺人事件

1959年(昭和34年)3月、当時22歳だった佐藤真志は、山口市郊外で花を摘んでいた7歳の少女を発見。

少女を強姦するために山林に連れ込もうとしたが、騒がれたことで少女の首を絞めて殺害した。

 

1959年12月、佐藤は、強姦致傷及び殺人の罪で無期懲役の判決を受けた。

 

佐藤が無期懲役の判決を受けてから15年後の1974(昭和49年)年、佐藤は広島刑務所を仮出所して上京した。

東京都北区幼女殺害事件

事件が起きたのは、1979年(昭和54年)の7月28日、東京都北区の佐藤が住むアパートだった。

佐藤は、自分が住んでいたアパート近くで遊んでいた5歳の少女を見つてわいせつ行為を働いた。

最初の事件で逮捕されてから15年経っていたが、佐藤の性癖は全く変わっていなかった。

 

少女を路上でいたずらした後、その足でパチンコ屋に行くと、以前からの顔見知りの3歳の少女が母親と一緒に来ているのを発見した。

佐藤がしばらくパチンコをした後に店を出ると、少女が後ろからついてきたため、少女を自分のアパートに来るように誘って連れ帰った。

少女を自宅に連れ帰った佐藤は、少女の服を脱がしてわいせつ行為をしようとしたが、少女が抵抗して家に帰ると泣き出したため、少女の首を絞めて殺した。

少女の遺体は近所の植え込みに遺棄した。

 

少女が見当たらないことに気づいた母親が、心配になって警察に通報した。

やがて少女の遺体が発見され、誘拐殺人事件として捜査が開始された。

警察の近隣からの聞き込みにより、佐藤が日頃から幼い女の子に対していたずらをしていたという情報を得る。

警察が佐藤を事情聴取すると、少女の殺害を認めたため逮捕した。

事件から1か月後、佐藤は逮捕された。

判決

1981年(昭和56)3月16日、東京地裁は佐藤に対して死刑判決を言い渡した。

1985年9月、東京高裁は控訴を棄却した。

1992年2月18日の最高裁で上告が棄却され、佐藤の死刑が確定した。

 

1999年9月10日、東京拘置所で佐藤の死刑が執行された。

享年62歳。