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消防士連続殺人事件(勝田清孝事件)

消防士連続殺人事件は、前科を偽って消防署員に合格した勝田清孝が犯した一連の事件。

立件された殺人は8件だが、20人以上殺したといわれ、他にも300件以上の強盗や住居侵入などの犯行を自供した。

凶悪犯だったが、死刑を免れるために本を出版したり、ボランティアに精を出したが、死刑判決は覆らなかった。

テレビ番組に出演

勝田清孝は、1977年8月20日、関西で人気だったクイズ番組に出演している。

当時すでに勝田は何件かの殺人を犯していたが、何食わぬ顔で妻と共に笑顔で出演していた。テレビ番組出演した同月にも殺人を犯している。

勝田の凶行

1972年9月、京都市のホステスのマンションに侵入。見つかって騒がれたため、強姦し絞殺した。その際、現金1,000円を奪って逃走。

1975年7月、大阪吹田市でクラブ経営の女性を絞殺。市内のため池で死体を棄て、現金10万円を奪って逃走。

1976年3月、名古屋市の路上でクラブのママを襲い絞殺。遺体は被害者の車を使って郊外に遺棄し、現金12万円を奪って逃走。

1977年6月、名古屋市、麻雀荘の店員女性のマンションに侵入し、犬の散歩から帰宅した女性を絞殺。現金4万円を奪って逃走。

1977年8月、名古屋市で空き巣先を物色していたところを美容指導員女性に発見され、見咎められたため絞殺。50万円相当のダイヤを奪って逃走。

1977年12月、神戸市の労金職員男性を盗んだ猟銃で射殺。現金410万円を強奪した。

1980年7月、名古屋市のスーパーに押し入り、店長の男性を猟銃で射殺。金庫から570万円を奪って逃走。

1982年10月、滋賀県草津市では、ヒッチハイクをするために呼びとめた男性に拳銃を見られたことで射殺。現金4万円を奪った。

勝田は他にも自供したが立件できたのは8件だった。300件以上の強盗、住居侵入で33の罪で起訴された。

殺人鬼でも自分の命は重かった

逮捕後の勝田清孝は、罪を軽くするために写経をしたり、自分の過去についての手記を出版した。出版した本はいい分けばかりで評判は散々だったため、世間の同情を買うことはできなかった。次に勝田は、点字のボランティアを始めたが死刑判決が覆ることはなかった。

判決

1986年3月、名古屋地裁は死刑判決を下した。

1988年2月、名古屋高裁において控訴が棄却。

1994年1月、最高裁で上告を棄却し、死刑が確定した。

2000年11月30日、死刑執行。享年52